戸籍謄本を郵送で役所に請求する場合には、
郵送日数と、役所の返送作業の期間の両方を、
考えておく必要があります。

まず、郵送日数については、
普通郵便の利用か、速達郵便の利用かによって、
その日数が大きく変わってきます。

さらに、戸籍謄本を請求する役所と、
返送されてくる自分の住所との距離も、
郵送日数に、大きく影響してくると言えるのです。

たとえば、戸籍謄本を請求する役所が、
県内の役所であれば、通常、
郵送日数は1日で済むことが多いです。

そのため、郵送日数だけを考えれば、
役所までの郵送日数が1日、役所からの返送の郵送日数が1日で、
合計2日間となります。

そして、役所の担当者が、戸籍謄本などの返送作業を、
当日にすべて行うことができれば、取り寄せ先の役所が県内の場合には、
最短、2日間で、戸籍謄本を取り寄せることができることになります。

逆に、戸籍謄本を請求する役所が、
県外の役所であれば、普通郵便を利用していると、
通常、片道2日~4日前後の日数がかかります。

県外でも、隣の県の場合と、
北海道と沖縄ほど離れた県外の場合とでは、
片道の郵送日数にも、大きく差が出るからです。

そのため、役所までの郵送日数が2日~4日前後かかり、
役所の担当者が、戸籍謄本などの返送作業を当日にすべて行っても、
返送にかかる郵送日数も、2日~4日前後かかりますので、
普通郵便の場合、合計4日~1週間前後の期間がかかることになります。

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では、そんなに日数がかかっては困るといった場合、
できるだけ急いで戸籍謄本を取り寄せたい場合、
どうすれば良いと思いますか?

その場合には、普通郵便を利用するのではなく、
速達郵便を利用する方法があるのです。

ただ、速達郵便を利用すれば、郵送の日数と、
自分の住所宛てに戸籍謄本が返送されてくる期間を、
大幅に縮めることができますが、送料がその分かかります。

速達郵便の送料は、全国どこの県に送ったとしても、
普通郵便の送料+280円です。

つまり、役所への郵送と、役所からの返送用のそれぞれに、
速達郵便を利用すると、
普通郵便を利用した時よりも、+560円かかるということです。

ちなみに、役所の担当者としては、速達郵便で送られてきて、
返送用の封筒も速達郵便の場合には、
戸籍謄本などの返送作業を、優先的に行う傾向があります。

そのため、普通郵便で戸籍謄本を取り寄せる場合には、
1週間かかる所が、速達郵便で戸籍謄本を取り寄せすると、
3,4日で返送されてくるといった感じで、期間を短縮できるのです。

しかし、役所によっては、郵送処理が混雑している場合もありますので、
たとえ速達郵便を利用していたとしても、
役所内での戸籍謄本の返送作業に時間がかかることもあります。

なお、役所からの返送用の封筒には、
請求者の方で、切手の貼られた返送用封筒を用意して、
戸籍謄本の郵送請求書類と一緒に、役所に送る必要があります。

その時、速達郵便を利用したい場合には、
返送用封筒の上端に、赤で速達のハンコを押しておくか、
または、<速達>と赤ペンで書いておいて、
普通郵便の送料+280円分の切手を貼っておく必要があるのです。

なぜなら、返送用封筒の上端に、赤で速達の旨の記載が無かったり、
普通の送料+280円分の切手が貼られていなければ、
役所からは、普通郵便で返送されてくることになってしまうからです。

そうなってしまうと、速達郵便に比べて、郵送の日数がかかってしまい、
結果的に、自分の住所宛てに戸籍謄本が返送されてくる期間も、
長くなってしまいます。

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